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7  ブエルタ・ア・エスパーニャ第19ステージ 8
UCI改革
文章:本站原创  |   投稿時間:2016/11/22 22:30:57  |   チェック回数:406

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 UCI改革が進められる中、急すぎる改革にアレルギー反応も見られ、全ては一筋縄ではいかないい状況となっている。UCIのプロサイクリング委員会(PCC)が会合を持ち、すでに先日伝えたとおり、UCIはワールドツアーチーム削減を撤回、来シーズンも18チームでシーズンを戦うこととなった。これによりディメンション・データは無事ワールドツアーライセンスを維持することに成功した。

 
PCCはレース主催者、チーム関係者、現役選手などを含むレース関係者から構成されており、UCIが主導する改革をどう進めていくかを最終判断をする立場にある。紆余曲折あったが、最終的には予定していた改革を遅らせることで合意、レースシーンで蔓延していた改革へのアレルギー反応に対して、よりじっくりと対処していくことを選択した。
 
まずチーム削減に関しては、今回はやはり特殊なケースとなった。ツール・ド・フランスを主催するASOはチーム削減へ前向きであったが、その削減対象がツール・ド・フランスでの選手データ提供をしているディメンション・データだったことが状況を大きく変えることとなった。
 
ディメンション・データ側は、結果を残しているにも関わらず、金銭で選手たちをかき集めたチームが優先されることに対して不服を申し立て、法的対処も辞さない構えだった。また同時に槍玉に挙げられた新規参入チームも、必要条件を満たしているのに認められない場合は法的対処をチラつかせたために、状況は複雑化した。結局ASO側が様々な条件を飲む形で妥協、現行の18チーム維持が決まった。これにより少なくともこれから2年間は18チームが維持されることとなった。
 
またすでに10のレースがワールドツアーレースとして追加されているが、そこへ中国で行われるツール・オブ・クワンシーが追加される可能性がある。中国でのレースはツール・ド・北京が消滅したが、来シーズンは中国ベースのTJスポーツ(旧ランプレ・メリダ)がワールドツアーに参加することもあり、世界クラスの選手たちが集まるレース開催をどうしても行いたいという思惑がある。また世界の自転車産業の中心となっている中国と、そこに依存している自転車業界にとっては、スポンサーマネーという意味でも中国でのレース開催は必然でもある。
 
今回各大会主催者には3年間のライセンスが与えられることになったが、ワールドツアー18チームは追加された10のワールドツアーレースへの出場義務はない。すでに幾つかの追加レースは多くのワールドツアーチームの出場を取り付けたが、比較的規模の小さいレースはワールドツアーチームの出場説得に苦労しており、またそれにより煽りを食らう形になる格下のヨーロッパツアーなども不服を募らせており、まだまだクリアしていかねばならない問題は多そうだ。
 
ワールドツアーレースの増加は、今後チームランキングとライセンス発行の関係性をわかりやすくするためには必要不可欠であり、いずれそれに沿って参加することもチーム削減は行っていくとUCIは結論づけている。
 
急速な変化に振り回されているレースシーン、2017年度の結果次第ではさらなる課題が突きつけられそうだ。「レースをよりわかりやすくシステム化することで、安定化を図っていきたい。」ブライアン・クックソン会長の目標は出鼻をくじかれたが、志はまだまだ高そうだ。

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